多方面からのアプローチが求められる3大介護

介護問題は日本においては喫緊の課題となっています。
2015年時点で介護を必要とする人の数は600万人を超えており、2040年には900万人を超えるとされています。
総人口の10分の1程度が介護を必要とする時代が訪れる事が予見されるため、介護問題の改善は避けては通れない問題なのです。

その介護の中でも、基本中の基本とされているのが食事介助、入浴介助、排泄介助の3大介護です。
この3大介護は単に食事を助けたり、入浴を補助したりするだけが目的では無いのがポイントです。

3大介護とは、ただ単に食事、入浴、排泄をお手伝いをすることだけではありません。
自分で食事、入浴、排泄ができるように工夫することも大切です。
適切な機器の使い方や使いやすくするための補助、モチベーションを高めるための工夫なども重要です。
3大介護を行うだけでも、多方面からアプローチをして行く事が求められるのです。
またそれにより介護を行う側も単なる作業とは思わず、真摯に介護を行うきっかけにもなるため、要介護者だけでなく介護を行う側にとっても重要なことだと言えるでしょう。

働く介護施設を選ぶ上では、どの様なアプローチで3大介護を行なっているかなど介護に対する姿勢も見ていくと働いてからのギャップも少なく出来ると言えるでしょう。
介護はこれからより一層ニーズが高まる仕事なので、国や地方自治体、事業者も力を入れて労働環境や待遇改善に動いていきます。
やりがいをもって働くためにも妥協せずにしっかりと見極めて行きましょう。